高強度化
圧縮コイルばねにおいてダウンサイジングは大きな課題の一つです。弊社では、一般的なJIS規格鋼種（SWOSC-V、SWP-B等）の他、より高強度な材料を使用したばねの製造も行っています。
強度の高い材料を使用する事で、JIS規格鋼種と比較してより高い応力がかかる条件で使用が可能になります。
高精度
加工技術を追求することにより、コイル径、巻数、自由高さ、直角度等の寸法精度を高めることに取組んでいます。その結果、ばね特性のバラつきを抑えることが出来るので、お客様にて使用する機器の性能バラつきを抑え、組付け後の調整作業工数の削減（ベンチテストの直行率改善）に貢献しています。
非線形特性（不等ピッチ）
1本のばねのピッチを変えることで、非線形のばね特性を得る事が出来ます。
通常、ばね定数の異なる2本のばねを使用して上図の様なばね特性を得るのに対して、2段階のピッチを用いた不等ピッチばねを使う事で、この特性を1本のばねで得ることが出来ます。
表面処理
ばねの防錆、保護を目的としためっきや塗装等の表面処理の対応が可能です。
※めっきはベーキング処理（水素脆性除去）の対応が可能です。
めっきは、電気亜鉛めっき（3価クロメート処理）を中心に黒クロメート等のめっきにも対応します。
また、塗装は電着塗装等にも対応します。
識別ペイント
お客様で使用するばねの種類が多くなると、ばねの判別が難しくなります。
写真の様な類似形状のばねを使用する場合、識別ペイントを施すことで組立ラインにおける誤組防止に貢献します。
※写真にペイントされている以外の色も対応可能です。
（左：白 中：赤 右：無し）
